一般歯科
生涯、自分の歯で過ごすために。
痛みが出る前にこそ、治療の価値があります。
歯を失うには、
全て理由があります。
多くの方にとって、歯の喪失は具体的な解決策を得ることなく悩み続ける問題です。成人の大部分が壮年期を迎える頃には、義歯や差し歯、銀色の冠だらけの状態になっていきます。
しかし、歯を失うのには全て理由があり、その理由に適切な対策を施せば、生涯ご自身の歯で過ごすことは決して夢ではありません。
治療を受けるのに
早すぎることはありません
美しい口元と歯は、皆さんの財産です。しかし、痛みと共に始める治療開始時期は、総じて遅すぎる傾向にあります。現代歯科医学の粋をもってしても、歯の治療の基本は残念ながら「引き算」が主体です。
歯周病に冒された歯茎の組織も、虫歯になった歯も、抜いてしまった歯も、少年期に萌出した頃の無傷の歯をそのまま取り戻せるわけではありません。そして、治療を受ける決心が遅ければ遅いほど、治療に要する時間と費用は多くかかります。
より低コストでより信頼性の高い治療結果を望むならば、
痛みが出てからでは遅いのです。
平易な治療で、
生涯ご機嫌に噛める口元へ
私たちにとって「平易な治療のみで、生涯美しい口元で、ご機嫌に噛むことのできる患者さん」というのは、一見して『一体何処を治す必要があるのですか?』と思うようなお口の持ち主のことです。
残念なことに、ほとんどの大人に見つかる虫歯やごく初期の歯周病は、将来的にはすべて歯を失うことに直結する大きな問題です。痛みや噛みにくさの「自覚症状の改善」だけで治療を終えると、口腔内環境は将来ひどい状況になる可能性が大きいのです。
マイクロスコープによる
精密な虫歯治療
当院では、虫歯治療の多くの場面で歯科用マイクロスコープを使用しています。肉眼の20倍前後に拡大された視野の下では、これまで勘に頼っていた細部が「見える」ものに変わります。
虫歯の広がりは、肉眼で推定するよりも複雑です。マイクロスコープで削るべきところと、残すべきところの境界線を確かめながら治療を進めることで、削る量を最小限にとどめ、詰め物の辺縁(歯との境目)を精密に仕上げることができます。
この辺縁の精度は、治療後の歯の寿命を左右します。隙間があれば、そこから再び細菌が侵入し、二次う蝕(再発虫歯)の原因になるからです。世界のカリオロジーには、これを端的に表した言葉があります――“The seal is the deal.”(辺縁の封鎖こそが、修復の本質)。
削る前に見極める、
削るなら最小限
現代のカリオロジーでは、初期の虫歯は削らずに進行を止められることが国際的な標準です。まだ穴の開いていない白濁の段階であれば、フッ化物と正しいブラッシング、食習慣の見直しによって、病変を停止させることができます。
だからこそ私たちは、虫歯を見つけた瞬間に反射的にドリルを握りません。その虫歯が本当に削るべきものなのかを、まず見極めます。
一方で、進行して穴が開いてしまった虫歯は、削って詰める以外に止める方法はありません。このとき、一回目の治療の精度が、その歯の生涯を決めます。マイクロスコープ下で感染部位だけを丁寧に除去し、辺縁を整え、接着を確実にすることに、全力を注ぎます。
「詰めて終わり」
にはしない
虫歯治療で終わるのは、その歯の「今」だけです。同じ場所に二度と虫歯を作らない口腔環境を整えるまでが、私たちの仕事だと考えています。
- なぜその虫歯ができたのかの原因分析
- 再発しないためのセルフケア指導
- フッ化物の活用と定期メインテナンス
虫歯は感染症であり、生活習慣病でもあります。治療と予防を一本化することで、生涯ご自身の歯で過ごしていただくことを目指します。
一般歯科で向き合う
4つの領域
「歯周病」「虫歯・予防」「歯の欠損」「審美・噛み合せ」。
この4つを調和のとれた形に整えることが、生涯の口腔環境を左右します。