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2.何時,何処で歯を磨きますか?

● 歯を磨く場所について

ほとんどの方は洗面所で立った状態で歯磨きをする習慣があると思います。
そして、それはホンの数分にしか過ぎないはずです。
しかし、歯を磨く場所は決められているわけではないので(^_^;、基本的には何処で磨いても自由なわけです。
ですから、私達は提言したいと思います。
居間でテーブルの側のイスに座りながら、鏡を見て傍らにはティッシュペーパーの箱を置いて挑戦してみて下さい!
何を大げさな! ・・・ とお考えですか?
しかし、歯のプロである私達でさえ、歯学部の学生であった頃、このようにしてブラッシングをマスターしたのです!
マスターできたどうかは、歯科医師や歯科衛生士にチェックしてもらとよいでしょう! 
方法を会得した後には、テレビを見ながらでも、風呂に入りながらでも、それはあなたの自由です!
でも、冬は寒く、夏は暑い洗面所で立って磨く習慣は止めましょうね。
私達も1日に1回は10分以上は磨いているのです。

どうですか?とても面倒だと感じられましたか?
もしそうであるなら(ほとんどの方はそうだと思いますが・・・)それは、単に今まで生活習慣としてそういう磨き方をしていなかったという先入観に過ぎません!
ブラッシングはスポーツと同じだと思います。
生活習慣として、これ無しでは1日が終わらない、気持ち悪い状態になればしめたものです。
歯磨き粉を使わないでお口がすごくさっぱりした感覚が病みつきになるまで挑戦して下さい。
それはきっと低コストであなたの歯とあなたに快適な人生をプレゼントしてくれると思います。

● 1日に何回歯を磨きましょうか?

あなたは日に何回歯を磨いてますか?朝夕の2回ですか?毎食後3回でしょうか?
それは結構なんですが、本当の意味で歯周病や虫歯を予防する効果のある回数ってあるんでしょうか?
中には、毎食後歯のちゃんと磨いているのに私は歯が悪いとおっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。

ピカピカに磨き上げたつるつるの歯の表面も24時間後つまり丸1日で歯垢(プラーク)は完全に歯の表面を覆ってしまうのです。
もし興味がおありならば市販の歯垢染色液で確認することが出来ます。
そのようにして付着したプラークは約48時間後には、病理学的な炎症を起こしはじめます。
そして72時間で視診および触診でも炎症が観察されるようになります。
これが歯肉炎です。
そしてこの現象が全ての歯周病の入り口であると考えられています。
プラークも歯肉炎も全ての人に起こる現象です。
一切の例外はないのです。
でも、歯肉炎だけであるならこの現象は可逆的なので、歯ブラシだけで治療が可能です。


結論として24時間に1回つまり1日に1回完璧に(プラークが全くない状態!)にしてあげれば、あなたの人生は歯周病とは無縁になるわけです。
少なくとも理屈の上では・・・ですが。
でも、どんなに頑張っても、プラークスコアをいつも0%にすることは、事実上不可能です。
ですから、数%はプラークがいつも残っていると考えて、24時間に1度、1日に1度は歯科衛生士さんに習ったように完璧にブラッシングして下さい。
日に3度の適当なブラッシングよりも徹底した夜1度だけのブラッシングがはるかに有効であるというのは科学的に証明された事実です。

ただし、子供達の虫歯の予防や虫歯のリスクの高い大人にはもう少し頻繁に磨く必要があります。
これは、虫歯の原因となる酸は、歯肉炎を起こすよりも早く産生されるからです。

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