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8.歯磨き粉は役に立つのでしょうか?

歯周病の治療を受ける必要のある患者さんにとって一番重要なのは、『正しいブラッシング』をマスターしていただくことです。
そしてブラッシングが持つ医療効果として唯一重要なのは『ナイロン毛の末端による摩擦』であり、『歯と歯根の表面のみに付着した歯垢(デンタル・プラーク)』を除去することだけです。

私たちの診療室には初期症状から重症まで様々な歯周病の患者さん方がいらっしゃいます。
そして、一人の例外なくブラッシングの指導を受けておられます。
その際、歯磨き粉を使わないでブラッシングすることを推奨しております。
歯磨き粉を使わないことを推奨する理由は以下のようなものであります。

1.歯垢(デンタル・プラーク)を歯周病に対する治療として効果的に除去できるのは歯ブラシによる物理的擦過のみである。
2.ほとんどの歯磨き粉はハッカやミントの風味が付いており、口に含んだだけでも清涼感が広がり、歯を磨いた気分になってしまう。
3.界面活性剤が含まれているために、数十秒のブラッシングで直ぐに口中に発泡してしまい、歯垢が全く落ちていない状況であっても、吐き出し、うがいをする必要があるので、『正しいブラッシング』のために必要な時間ブラッシングを続けることが困難である。
4.歯磨き粉のメーカーが宣伝するほどには虫歯や、歯周病の予防の役に立っていない。
5.現時点で、国際的に検証がなされた歯周病の治療に大変有効である歯磨き粉は存在しない。

いかがでしょうか?
・・・でも、これだけ読むと歯磨き粉(歯磨きペースト)は百害あって一利無しみたいに思われるでしょうが、多少の利点もあると思われます。
例えばコーヒー、紅茶、および緑茶などの嗜好品あるいはタバコなどによるステイン(歯の表面に沈着した歯垢・歯石ではない黒褐色系のよごれ)の除去にブラッシングではとれない事もあり、歯磨き粉の使用が効果的である事があります。
しかし、『ヤニ取り』効果をうたう研磨剤の粒子が粗い歯磨剤はエナメル質を始めとする歯の表面を大きく摩耗させますので、使用を避けるべきだと思います。
う蝕に対する感受性よりも歯周病に対する感受性が高い大人の方にとって1日3回手早く磨くよりも、1日に1回で結構ですから『正しいブラッシング』を励行することが重要なのです。
ですから、通常は、夜に『正しいブラッシング』を時間を割いて行うべきです。
何も『正しいブラッシング』を忙しいであろう朝の貴重な時間を割いてまで行うべきではなく、朝はどなたも口臭などが気になることも多いでしょうから、歯磨き粉を使って手短に済ませるのは悪いことではありません。

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