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6.歯周病の3つのS

歯周病を理解するのに最も重要なポイントは、この病気は感染症であると言うことです。
感染が成立するのに必要な条件としてデンタルプラークすなわち微生物そのものの存在、感染可能な宿主(歯周病の場合は口腔であり、歯根および歯冠の表面に微生物は付着します)の存在および感染する経路の存在(人から人へと感染すると言われていますが詳細は未だに不明です)が必要条件です。
上記の原理を理解すれば、なぜ歯のない人は歯周病とは無縁なのか、その理由が解ると思います。

歯周病の特徴-3つのS

  • Social disease – 成人の90%以上が罹患
  • Silent disease – 静かに気がつかないうちに進行する
  • Self-controllable disease – 治療すれば再発予防は可能
  • さらに感染した細菌は、宿主である私たちの細胞に作用して、炎症をより悪い状態にしたり、歯を支えるのに重要なコラーゲン線維を分解する因子を産生したりして、その結果として自身の歯を支えている骨を吸収します。

    歯周病の本質は感染症です。
    しかし、他の感染症との大きな違いは、経口薬(抗菌剤など)の服用あるいは、外用薬の適用などでは、絶対に治癒しないという点にあります。
    その理由について様々な考察が加えられていますが、現時点では、典型的なバイオフィルムによる微生物自身の防御作用が強力であるためと考えられています。
    そして、感染の除去としては機械的な操作(ブラッシング、歯石の除去、手術による汚染された組織の除去)が非常に有効で、ほとんどの種類の歯周病の治療がこれで可能なのです。

    では、歯周病という病気は一体何が問題なのでしょうか?

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