虫歯治療
生涯自分の歯を大切にしたい方へ
歯を失いたくないならば、なぜ歯を失うのか知る必要があります
多くの方にとって、歯の喪失という問題は、具体的な解決策を得ることの無いまま人知れず悩み続けておられる事も決して少ない問題ではないと思います。
そして成人の大部分の方が壮年期を迎える頃には、取り外し式の義歯のお世話になっていたり、差し歯*やそれに類したブリッジ、にぶい銀色の冠だらけの状態になっていきます。
そのせいもあってか、鏡でお口の中を見る事から疎遠になり、心中溜息をついていらっしゃる人も多いことでしょう。
*(差し歯という言葉が一般的になっているのはやや問題があると考えております)
では、歯を削ったり抜いたりせざるを得なくなり、老年期に至る頃にはほとんどの歯を失ってしまうのは、単に加齢のせいなのでしょうか?
・・・そうではありません。歯を失うのには全て理由があるのです。
そしてその理由に対して適切な対策を施せば、生涯美しい御自身の歯で過ごすことも夢ではありません。
さらに現在の私たちの知識を動員すれば、出生時から適切な管理を続けた子供達が大人になった時、事故以外の理由で歯を喪失することはありません。
この様なことは、もはや当然の事としてとらえられるようになってきているのです。
治療を受けるのに早すぎることはありません
美しい口元と歯は皆さんの財産です。
しかし、痛みと共に始める治療開始時期は総じて遅すぎる傾向にあります。
現代歯科医学の粋をもってしても、歯の治療の基本は残念ながら引き算が主体です。
つまり、歯周病に冒された歯茎の組織も、虫歯になった歯も、抜いてしまった歯もすべてが、少年期に萌出した頃の無傷の歯をそのまま取り戻せるわけではありません(但し技術革新により部分的に可能になってきた部分もあります)。
そして、あなたが治療を受けようと決心するのが遅ければ遅いほど、治療に要する時間と費用がより多く必要となります。
患者さんの心理として、歯科医師のもとを訪れることに躊躇したり、億劫になるのは非常に良く理解できます。
なぜなら私たちでさえそうだからです。
そんな訳で多くの患者さんは痛みの発現と共にやっと初診として来院されます。
そして除痛を施し、治療計画を相談してから治療を始めることが一般的です。
しかしもし、あなたがより低コストでより信頼性の高い治療結果を所望なさるのならば、治療開始時点としては遅すぎます。
重症になればなるほど治療に手間暇が掛かるが、それにより得られる信頼性は低下傾向にあるからです。
私たちにとって、平易な治療のみで、生涯美しい口元で、ご機嫌に噛むことのできる患者さんというのは、一見して『一体何処を治す必要があるのですか?』・・・というようなお口の持ち主のことなのです。
残念なことですが、ほとんどの大人に見つかるう蝕やごく初期の歯周病は、将来的には全て歯を失うことに直結する大きな問題です。
これは皆さんの価値観の問題ではありますが、真剣に考慮する価値があると思います。
どのような治療が必要でしょうか?
日本人の社会通念および慣習として大口を開けて笑ったり、美しい歯並びを誇るように口元を見せることが美徳ではないとされていたせいでしょうか?
相当に社会的に活躍なさっている方であっても歯を失ったり、相当悪い状態の口腔内の方が多く見受けられます。
これは、世界に出ていく日本人が多くなった現代では、ちょっと恥ずかしいことであります。
人生という非常な長期間に渡って機能的に問題なく、美しく健康な歯でありたいと願うならば、痛かったり、良く噛むことが出来なかったりする自覚症状についての改善だけでは駄目です。
もしこの段階で治療を終了したことにすれば、残念ながらあなたの口腔内環境は、将来においてひどい状況になってしまう可能性が大きいのです。
そのために必要な治療は大まかに『歯周病』、『う蝕』、『歯の欠損』、『噛み合せ』の4つについてそれぞれ調和のとれたものにすることです。
そのためには口腔内についての精密な検査を受けてあなたに一番適切であるプランを選択し、1日も早く問題点を解決して、良好な環境を構築することです。
その後、ブラッシングとメンテナンスにより数十年に渡り容易に維持・管理の出来るものが皆さんの口腔内環境として理想的なものと言えるでしょう。
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