虫歯になる原因
歯磨きをきちんとしても虫歯になる。
毎回歯医者に行くと虫歯を指摘される。。。
そんなことはないですか?
今日はこの疑問について説明をしたいと思います。
そもそも虫歯になりやすい人っているの?
と思うかもしれませんが「います」
そもそも虫歯とはなんなんでしょうか?
虫歯って何?
虫歯は、表面の脱灰と再石灰化の交互のサイクル、
および食事と唾液の流れに関連する他の危険因子を含む疾患。
詳しく説明すればきりはないのですが
ざっくり言えばこんなところです。
しかし磨いていても虫歯になるこれはいったいなぜでしょうか?
主な原因は「磨いてるつもり」これが一番多いです。
解決方法として一番簡単なのは染め出しです。
しかし、毎日染め出しするわけにもいきません。(やっているひともいますが)
多少精度は落ちますが、タブレットタイプもあります。
錠剤はバリバリ噛めば勝手に染まる優れものです。
ただし個人的な経験としては、結構染まらないこともあります。
べったり歯垢がついている患者さんに使っても
染まらないことがあるのであんまり信用できない気もする。。。
そうなると別の方法ということになります。
いくつかの案がありますのでご紹介します。
①時間と回数で管理する
2分以上 1日2回 磨く
歯間ブラシやフロスは
1日1回入れる
はい、時間と回数で管理します。
実験によれば1日2回以上磨く人と3回以上磨く人の磨き残しには
あまり差がないことがわかっています。
またほとんどの人は2分未満しか歯を磨かず
その場合ついている歯垢の40%程度しか磨けないことがわかっています。
同じところを2分間磨いても意味はないので
全体に満遍なく、鏡を見ながら磨きましょう。
2分でも結構長く感じるはずです。
歯間ブラシやフロスは①日①回忘れずに
②フッ素入り歯磨きを使う
これは今更言われても
という感じですよね。
日本で使われているものは1000ppm付近ですが
というか日本ではこの濃度でないと売れないです。
海外だと5000ppmなんて代物もあります。
歯の抵抗性(再石灰化)のパワーをあげます。
このフッ素入歯磨き粉がくせものです。
いっぱいつけて磨くのがいいと思う人がいるんですが。
歯磨き粉をいっぱいつけて磨くと「磨いた気」になってしまう人が多いです。
これは歯磨き粉の中にある発泡剤などが原因で
人間は「スーッと」とすると磨いた気になっちゃうんですね。
いっぱい歯垢がついているのにフッ素を塗ることに
あまり意味はないです。
つまり
きちんと磨いた上で、歯の上から塗りつけるんだったらいいかも
という話になります。
③含嗽剤(オーラルリンス)を使う。
これはどちらかというと
口内の酸性環境を抑えるために使用します。
口のPhが酸性に傾くと細菌は暴れだします。
そしてごりごり酸を出して歯を溶かしていくのです。
よく言われるものとしては
重曹水 ですphが8,4と比較的高いので
歯磨きをしたあとorする前でもゆすぐと口腔内のphを整えられます。
また重曹自身にも細菌を殺す作用が含まれているため、効果があると言われています。
ただいちいち重曹を溶かすのは面倒くさいですよね。
https://item.rakuten.co.jp/d-fit/32380/
なので今はこのようなものも売られているようです。
きちんとしたエビデンスがないのでおすすめはできないのですが、、、
学術的には重曹を水に溶かしてゆすぐのが正解です。
作り方
- 計量カップに水を1カップ(250 mL)入れます。
- 計量スプーンでティースプーン1/4杯(1 mL)の重曹を計量します。
- 測定したばかりの重曹を水道水からコップに入れます。
- 重曹が溶けるまで水中で重曹をかき混ぜます。
④口の中にどうしても虫歯になりやすい環境がある。
まずは細菌の種類ですね
う蝕になりやすい菌のバランスだと虫歯になりやすいです。
次は遺伝的問題、歯の形成不全症などです。
口腔乾燥なども虫歯になりやういです。
(ガムを噛みましょう)
歯並びが悪いと、磨きずらい場所が増えるので
虫歯になりやすいです。
また入れている差し歯のが悪いと
隙間に歯垢が溜まってとれません。
⑤習慣
実はこれが一番大きいかなと思います。
どんなに歯をよく磨く人でも1日中
炭酸飲料をいつも飲む人は間違いなく虫歯になります。
またお年寄りに多いのですが、お仕事を退職されたあとに甘いものを食べる機会が増えて、
虫歯が増えるケースをよく見ます。
一度、自分が食べているもの、飲んでいるものを見直すことをおすすめしています。