自粛中の口の中のケアについて。
自粛中、みなさんはいかがおすごしでしょうか
現在コロナウイルスのために、歯科医師や歯科医院は患者さんに「できれば来るのを避けたほうがよいという」不思議な立場におかれています。ここでは自宅で口の中でのホームケアをする方法について少し書きたいと思います。
1歯磨きと習慣の改善
基本的に歯は1日2回 朝と夜に磨く必要があります。
逆に言えば今の状況は口の中を磨くことについて意識を向けるチャンスかも知れません。
歯間ブラシを使っていなかったり、鏡を見ながら自分の歯をよく見てみてください。
新しい習慣を身につけるチャンスです。
できるだけ優しく、ソフトに磨いてあげてください。
磨き方についてはバス法をおすすめしています。
2歯ブラシの保管方法と相互感染の防止
一般家庭の場合、同じ場所に歯ブラシを保管することが多いと思います。
もし、違う人の歯ブラシを使用した場合、相互感染をおこすことがあります。
3食べるものへの注意
硬い食べ物と粘着質な食べ物をひかえましょう。
具体例で言えば、
ミルキーやナッツ、せんべいなどを食べると詰め物が取れたり、歯が割れたりすることがあります。
あまり出歩きたくない状況でこれらのものを食べると、その後不安な気持ちで時間を過ごすことになるかもしれません。
また歯のしみを引き起こす、お酢、レモンなどはひかえたほうが身のためかもしれません。
4歯や歯茎が傷んだ場合。
温かい塩水で口を濯ぐことで歯肉の多少の傷みを軽減することができます。
ころんで歯が折れた場合、市販の抗炎症薬(ロキソニン)なども効果的です。
またほんのり温かいペパーミントのティーパックを口の痛い部分に軽く圧をかけてあててあげる方法もあります。(麻痺効果)
同時に冷たい氷袋を頬の上から当ててあげると麻痺効果が増強します。
しかしながら、これらの方法は一時しのぎなので痛みが収まったら歯科医院に連絡しましょう。