2.インプラントとは?
まだ、それほど一般的ではありませんが、この10年ぐらいに、「人工歯根」と呼ばれる「インプラント」による治療が、徐々に市民権を得てきました。
歯が失われたところに、新たな歯を埴立しようというのは、ごくごく自然な発想の成りゆきと言えます。
実際に紀元前より、そのような治療方法が考案されていたことが考古学的に明らかにされています。
しかし、どうやら、うまくいってはいなかったようでありますが・・・。
しかし、現在のインプラントは、信頼性の点で患者さんにお勧めできる治療方法の一つとして成熟してきたと言えます。
オッセオインテグレーテッド・インプラント
いくつもの種類のインプラントが存在しますが、現時点で多くの医師が支持している分類のものとして「オッセオインテグレーテッド・インプラント」と呼ばれるものがあります。
基本的な形状としてチタニウムでできた直径3~5mm、長さが8~20mmの筒状のものです。
これを顎の骨の中に埋入して天然の歯根に替わる、人工歯根として用いるわけです。
骨の中に入れる部分(フィクスチャー)と実際に人工の歯を装着する部分(上部構造)は、分離しているのが一般的です。
これは、スウェーデンで開発され、既に30年以上の歴史がありますし、全世界で臨床応用されています。
しかし、十分な注意をもって適用しなければ、当然失敗症例の発生するリスクも上がります。
しかし、リスクを取らなければ利益も得ることが出来ないのはいうまでもありません。
この場合の利益とは可徹性の義歯を使うことなく、固定性の人工の歯で、天然歯と同等に噛むことです。
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