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CASE STUDIES

しみる

知覚過敏を自力で治す(治らない場合もある)

知覚過敏とは、冷たい水が口に入ると歯がキーンとなることです。 正確な名前は象牙質知覚過敏症といい、20〜40歳ごろの人たちに頻発します。 歯の部位では犬歯や小臼歯に頻発しやすく、しみるような痛みが特徴的です。 歯肉退縮(歯茎が下がること)で象牙質が露出し、熱や歯ブラシが触れたりした場合に 痛みがおきやすいと言われています。 痛みの程度は軽度から重度までさまざまで、ひどい人になると食事ができない方もいます。 メカニズム なんで歯がしみるのか、(本当は「動水力学説」という理論を説明する必要があるのですが。) 簡単に説明すると歯は白い部分と黄色い部分に分かれており、 黄色い部分が何らかの原因で露出すると歯がしみることがあります。 歯茎が下がっている部分がちょっと黄色いのが分かるでしょうか、これが「象牙質」になります。 象牙質には目に見えない穴がいっぱいあいており、それが神経とつながっているので この部分に水が当たるとしみるわけです。 他にも歯にヒビが入ったり、歯が割れたりした場合にもしみることがあると言われています。 治療法 まず最初に生活習慣を見直してみましょう。 普段、象牙質に空いている穴はカルシムを主体とした石灰化物でふさがれています。 これは酸でとける性質をもつため、普段からお酢を大量に使う食事をする人は要注意です。 2週間ほどやめてみると症状がピタッとやむひとがいます。 歯ブラシはどうでしょうか?横磨きがガシガシ磨く人は 自分の歯を削っている可能性があります。 歯を削ると神経が外界と近くなるので歯がしみます。 知覚過敏防止歯磨き粉で優しく磨いてみましょう。 硝酸カリウム、塩化カリウム、クエン酸カリウム)、ストロンチウム塩または酢酸ストロンチウム入ったものは 神経を鈍らせる効果があります。 カリウムイオンは象牙細管に沿って拡散し、神経作用を遮断し、過敏症に伴う痛みを鈍らせます。 しかし歯磨き粉は最低でも2週間使用しなければ効果はでない可能性があります。 根気よく続けましょう。 フッ化物配合歯磨剤は穴を塞ぐ効果があり、さまざまな形のフッ化物は、自宅での感度の緩和に効果的です。 フッ化ナトリウム、フッ化第一スズ、およびモノフルオロリン酸ナトリウムが入っているものを選びましょう。 それでも治らない場合、、、 歯科医院での積極的な治療を行う必要があります。 侵襲性の低い治療法が効果的でない場合は、接着、移植、レーザー治療により、象牙質知覚過敏症を緩和できる可能性があります。 1つめはコンポジットレジン修復といってプラスチックで埋めてしまう方法。 しかしながらあまり予後がよろしくないのでやりたくない方法でもあります。 2つめは歯肉の移植です。下がった歯肉を元の位置まで戻すことで象牙質は歯肉に覆われ しみなくなります。 歯がしみるだけなのに手術するの!?と驚かれる方もいますが、行います。 そしてこの方法は結果的に満足度が高い気がします。 3つめは Nd:YAGレーザーを使用すると象牙質に熱エネルギーが吸収され、象牙細管の閉塞や狭窄が発生する可能性があります。神経をレーザーで焼くことで神経を鈍麻させる方法です。 他にも高濃度フッ化物(フッ素バニッシュ)の応用や、フッ素先口などの方法がありますが、 患者さん個人に合わせて処方していく必要があります。

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