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CASE STUDIES

歯科

新型コロナの影響で歯科医院での治療が不安な方へ

新型コロナの影響で歯科医院での治療が不安な方へ 歯科診療は患者さんとの密接なしに治療が成立しません。従って治療に対して不安をいだくのは当然のことです。従って我々歯科医療担当者も「歯科治療を受けてコロナに感染することはありません」等と安易に発言することは現に慎むべきであると考えます。 厚生労働省、米国CDCも先延ばし可能な治療は伸ばすべきであるとアナウンスしています。 一方で新型コロナとの闘いは長期戦の様相を示しています。そこで新型コロナの感染をなるべく低く抑えるためにはどのような対応をすべきであるのかを模索する動きもあり、当院の院長もアメリカ歯周病学会のフォーラムで世界各国のドクターと議論、情報交換を行い(添付資料参照)、また日本歯周病学会の理事としても国内の先生とも情報の共有を行なっています。 ①患者さんの立場に立って考えると、まず待合室で複数の人が密集して待つのは避けられた方が良いと考えます。歯科医院の待合室に限ったことではありませんが、いわゆる3蜜は避けなければなりません。可能であれば複数の人を待合室で待たせない、止むを得ず複数の場合にはマスクをし、2メートル程度は間隔を空けることが望ましいと思います。 ②次に診療を受ける前に新型コロナに関する問診(発熱、味覚以上、海外渡航歴等)を行なっているかどうか、また検温が挙げられます。診療前にHydrogen Peroxide等によるリンスも多少の有効性があるかもしれません。 ③診療室に入ったならば術者が十分な対策を行なっているかどうかも重要です。 新型コロナは海外ではエアーボーン感染が起こる可能性が指摘されています。 従って日本語ネットの多くで記載が見られるスタンダードプリコーション(standard precaution)では十分でない場合がある旨がCDCからもアナウンスされています。https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/hcp/dental-settings.html 患者さんに感染させないためには、まずは我々医療従事者が感染しないことが必要です。 ④エアータービン等の回転切削器具や超音波スケーラーの仕様はエアロゾルの発生、ひいではエアーボーン感染を惹起させる恐れがCDCから報告されています。なるべくこのような器具の使用は避けることが望ましいと思われます。どうしても必要な場合には、ラバーダム等を行い、コロナが多く存在する恐れのある唾液から隔離することが望ましいと考えます。エール大学からも報告されたように唾液にはウイルスが高濃度で存在している可能性があるからです。また一部日本のネットで説明される口腔外バキュームも盲目的にその信頼性を過信するのは注意が必要です。国産の口腔外バキュームの多くはHepaフィルターを使用していますが。このフィルターはJIS規格では0.3ミクロンの粒子を99.97%以上捕集するとなっていますが、新型コロナウイルスはその網目より小さい0.07~0.09ミクロンです。 ⑤従って多くの患者さんが待合室で待機し、例えば1時間の間に多数の患者さんを診察する場合には感染リスクは増加すると考えざるを得ません。 現在東京都の歯科大学付属病院の多くは通常の診療体制では診療を行なっていません。理由は、経済的に耐えうる体力があり、かつ新型コロナウイルスの脅威をより正確に捉えているからであると考えます。 私も経済的打撃を受けている開業医の一人として経営の事だけを考えれば、なるべく通常の診療を行いたいと思いますが、「歯科治療を受けてコロナに感染することはありません」等と安易に発言する現状を憂い、世界の状況と日本の現状を考えると、医療従事者として現状で、知りうる事を報告せざるをえないと考えました。これからも世界中から情報を収集、かつ議論し、新型コロナの感染予防を考えた歯科治療とはどのようなものであるか考へ続けたい思います。 日本歯周病学会 指導医、専門医、理事  廣瀬哲之

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心臓病と歯周炎

心血管疾患は、日本人の死因の一つで、 2016年の心疾患死亡者数は年間19.8万人であり、全 死亡者数の15.1%を占めています。 心臓の血管にアテローム(濡れたかさぶたのようなもの)ができて血管がつまる、 いわいるアテローム性動脈硬化症やASVDなどが主な原因であると考えられています。 実は、歯周病はこの心血管疾患の潜在的なリスクであることがいわれています。 なぜこのようなことがいわれるのでしょうか? 一つは歯周病菌そのものが血管の中に入ること。 もう一つは歯周病が慢性炎症疾患であるということです。 菌血症、つまり口の中の細菌が血管に入って身体を循環することが知られています。 定期的なメンテナンスを行わない場合、歯周病菌は長い間とどまり続けることになり、ずっと血管の中に漂いこれがアテロームの形成を助けるというのです。 理屈の上では正しいのですが、裏打ちする論文はあまり多くないと言われています。 私達は、口の中のお掃除が自分の歯を守るためだけのものと考えがちでまさか全身の健康にも関連しているなんて、と考えるはずです。 ただ注意してほしいのは、歯周治療は、患者が心臓発作や有害な妊娠結果を起こさないことを保証したり、 糖尿病薬やインスリンの使用をしなくても良くなるというわけではありません。 私たちが言えることは、「研究は歯周病と心臓病の関係を示している」ということです。 私たちは、歯周治療後の望ましい結果、病気の解決、または病気や病気の治癒を約束することはできません。 しかしながら、考えるだけなら自由です。 なので少し、口の健康と心臓の関係について考えてみてください。 この先研究が進んで、どの程度のリスクがあるのか判明するかもしれませんが、今から磨いておけば損はありません。 もし、メンテナンスをしていたら、衛生士さんやDrと話してみるのもいいですね。

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歯茎をチクチクする意味

歯医者さんに行くと、「歯周病の検査をしますね」または「歯肉の検査をしますね」 といって、歯茎を触られ、チクチクとした痛みを感じることはないでしょうか? これは一体何を測っているかはご存知でしょうか? 測っているのは、歯周ポケットと呼ばれる「歯と歯茎」の隙間です。 ここにプローブと呼ばれる器具を差し込むことで 隙間の深さを測ることができます。これを入れるときに歯茎がチクチクするんですね。 なぜこのようなことをするのでしょうか? このプローブという言葉はもともと語源はラテン語の「probo」「テストする」からきており、1936年にCHMウィリアムズという歯周治療専門医によって製造されました。 溝の深さ以外にも、見えない場所にある歯石、段差、歯の形などを プローブを通じて伝わる「触覚」で感じ取ることができます。 歯茎(模型)と歯の隙間にプローブが入っています。 歯茎に覆われて見えない骨をこれで探ります。 もし深く入ったら?? もし深く入ったらそれは骨が溶けているサインになります。 根っこの長さの平均は14mm程であると言われているので、 7mmロスしていれば半分 9mmロスしていれば約2/3骨が溶けていると言えます。 歯肉が腫れていれば腫れているほど、深ければ深いほど 痛みに敏感になりますので、歯周病がひどい人は チクチク感じるわけですね。 骨が溶けるとどうなるのでしょうか? 端的に言えば骨の支えを失って歯が抜けます。 土に埋めた看板を想像してみましょう 歯を看板 土を骨におきかえると、 土が流れていってしまうのは歯周病になり 看板が虫食いになるのが虫歯です つまり土が流れていって、看板が倒れるのが歯周病なわけです。 歯茎から血が出るのが歯周病ではないのか? 出るケースと出ないケースがあります。 喫煙者などはタバコの血管収縮作用により出血が見られないこともありますし 実は、血が出た場合でも歯周炎とはなりません。 逆に血が出ていなくても歯周炎の可能性がもあります。 歯周炎と出血には30%程度の相関しかなく 出血がない場合は90%以上の確率で歯周炎でないということがわかっています。※1 2 そのため、出血はあくまで指標でしかなく、絶対的な基準とはいいがたいのです。 その人の習慣、病気、出血の程度、ポケットの深さ、レントゲンなどを 多角的に判断して診断を下す必要があります。 病気が重篤になれば、病気の境界が曖昧になり 診断はさらに難しくなります。 どのようにすればよいのか? まずは、歯医者さんにいってみて、検査の意味を聞いてみてください。 丁寧に教えてくれる先生を探すのが吉でしょう。 逆に忙しくてまともに対応できないといった状況だった場合は 少し考えることをおすすめします。 24 Lang, NP, Adler, R, Joss, A, Nyman, S. Absence of…

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オキシドールの洗口効果と黒毛舌

現在、世界中でcovid19が流行しています。 口そんな中、歯科業界では口腔衛生の強化が感染予防を強化する(完全予防ではない)のでは?という声があります。 口の中をキレイにするのはまずはブラッシングをきちんとするのが第一ですが、補助的に洗口剤(オーラルリンス)を使用することが推奨されることもあります。 今日はその中で、欧米では割とポピュラーな過酸化水素水(オキシドール)でのうがいについて書きたいと思います。 欧米の論文では3%のオキシドールが一般的みたいですが、日本では3%を10倍に希釈、つまり0.3%にしろと添付文章には書いてあります。理由はわかりませんが、おそらく安全性の問題かと思われます。(目に入ると失明の恐れアリ) 洗口適応の記載があるオキシドール  https://item.rakuten.co.jp/mprice-shop/medi120418y019/ しかしながら世界的には1913年以来歯科で使用されてきた安全な薬であるという認識だと思います。 オキシドールは3%の過酸化水素水(H 2 O 2)の名前であり。 論文などでは過酸化水素水と呼ぶのが一般的です。 もし、洗口に使用するのであれば洗口に対応したオキシドールを希釈して使用するとよいでしょう。 自分で購入する場合は薬局などで薬剤師さんに相談すると良いでしょう 濃度と添加物をよく見て購入する必要があります。 意外な効果、ホワイトニング これは、書くか迷ったんですが一般的に過酸化水素は弱酸で、 酸化力をもつので歯の漂白効果があります。(非常にゆっくり) 酸化は染色分子を分離させる効果があるといわれています。 過酸化水素ですすぐことで美白することができます。ある研究では、1.5%-2%の濃度のH 2 O 2を含むうがい薬を12週間使用すると、2週間の10%カルバミドペルオキシドゲル(ググるとでてくる)と比較して、同程度の美白が得られることが示されました※1 まあ12週間は84日ですから、かなり長いとも言えますが ホワイトニングゲルは2週間、コスパ等を考えるとこれでもいいかもと思えてしまいます。 ※ちなみに濃度の高い過酸化水素は(30%)は「劇薬」 です、(具体的には粘膜が溶けて死にます)不安な人は必ず専門家に相談しましょう。 濃度が低ければ(0.3~3%)安全な薬です。 また、漂白効果を過剰に得ようと口の中にずっとふくんでいると 歯肉が赤く腫れたり、粘膜表面がポロポロと剥離することがあります。 (使用をやめればなおります) そのため、マウスピース使用タイプの漂白を行うときには歯科医師の監視が必須となります。 また高濃度過酸化水素水でのホワイトニングは歯髄の失活や知覚過敏などを引き起こす可能性があります。 過酸化水素、歯肉炎、歯周炎への効果 アメリカ食品医薬品局は「一時的な」口腔清掃剤としての効果を過酸化水素水に認めています。 口の中のグラム陰性桿菌を破壊する効果が「一定」みとめらているということです。 また1.5%過酸化水素のうがい薬を使用した研究では、うがい薬グループの矯正患者はプラーク群よりもプラークおよび歯肉炎の部位が有意に少なく、軟部組織への悪影響もないということでした。 細菌バイオフィルム突破能力に関しては色々と論文があるのですが最初に述べたようにあくまで「補助的」な効果であり、きちんと歯ブラシと併用することが重要です。 過酸化水素と黒毛舌 黒毛舌ってごぞんじでしょうか? 舌に黒いこけのようなものが出来ることをいいます。 一見すると、やばい病気のように思えますね。 しかしこれは無害です、舌ブラシをすることで解消することがわかっています。 なぜこんな話をするかというと、過酸化水素のうがいはこの黒毛舌を引き起こすことがあるのです。(まれに) 他にも過ホウ酸ナトリウム、過酸化ナトリウム、を含むうがい薬の乱用は、黒毛舌を引き起こすことが稀にあると言われています。 結論的には 3%(またはそれ以下)の過酸化水素を使用すると、大きな悪影響がなく安全に使用できるといえるかもしれません。 ※1 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4534617/

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もし歯磨きをやめるとどうなるのか?

もし、あなたの知り合いが毎日、朝に歯磨きをしていなかったらどうなるでしょうか? 歯を磨かなければ虫歯になりますね、歯周病にもなるかもしれない、、 ただどれぐらいの時間でそれが始まるかは知っていますか? 24時間以内 これがおおまかな時間になります。 もしそれ以上歯を磨かなかった場合にはプラーク(歯垢)が形成されて 虫歯や歯周病の原因となります。 血が出たり、もっとすすめば骨も溶けます。 理論的には24時間に1回磨けばいいのですが、 実際に歯磨きをしてみてください 毎日同じように磨けていますか??? 朝は忙しいからちょっとだけ、、 夜は眠いから、、、 というふうに毎日のコンディションにも影響されますよね。 なので2回です。そして2分以上みがきましょう。 こうすることで「歯磨きの質」を平均化することができます。 フッ素入りの歯磨き粉をつかうとさらに虫歯予防になるかもしれません。 ちなみに24時間といいましたが、歯周病の本当に最初のプロセスは12時間ですでにはじまっているといえます。 あんまり放置すれば 出血、口臭、などが出る可能性があります。 そしてこれを放置すると体の免疫が反応して、自分の免疫で骨が溶けます。 このダメージの蓄積を歯周病というのです。 つまりきっかけさえくじいてあげれば歯周病は予防できるんですね。 ちなみにまだエビデンスはありませんが現在、口の中の炎症と新型コロナの関係の研究が はじまろうとしているみたいです。 口の中は非常に特殊な環境で、歯周病の炎症が重篤な肺炎の危険因子であるという報告がされています。 口の中をきれいに保って、注意したいですね。

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自粛中の口の中のケアについて。

自粛中、みなさんはいかがおすごしでしょうか 現在コロナウイルスのために、歯科医師や歯科医院は患者さんに「できれば来るのを避けたほうがよいという」不思議な立場におかれています。ここでは自宅で口の中でのホームケアをする方法について少し書きたいと思います。 1歯磨きと習慣の改善 基本的に歯は1日2回  朝と夜に磨く必要があります。 逆に言えば今の状況は口の中を磨くことについて意識を向けるチャンスかも知れません。 歯間ブラシを使っていなかったり、鏡を見ながら自分の歯をよく見てみてください。 新しい習慣を身につけるチャンスです。 できるだけ優しく、ソフトに磨いてあげてください。 磨き方についてはバス法をおすすめしています。 2歯ブラシの保管方法と相互感染の防止 一般家庭の場合、同じ場所に歯ブラシを保管することが多いと思います。 もし、違う人の歯ブラシを使用した場合、相互感染をおこすことがあります。 3食べるものへの注意 硬い食べ物と粘着質な食べ物をひかえましょう。 具体例で言えば、 ミルキーやナッツ、せんべいなどを食べると詰め物が取れたり、歯が割れたりすることがあります。 あまり出歩きたくない状況でこれらのものを食べると、その後不安な気持ちで時間を過ごすことになるかもしれません。 また歯のしみを引き起こす、お酢、レモンなどはひかえたほうが身のためかもしれません。 4歯や歯茎が傷んだ場合。 温かい塩水で口を濯ぐことで歯肉の多少の傷みを軽減することができます。 ころんで歯が折れた場合、市販の抗炎症薬(ロキソニン)なども効果的です。 またほんのり温かいペパーミントのティーパックを口の痛い部分に軽く圧をかけてあててあげる方法もあります。(麻痺効果) 同時に冷たい氷袋を頬の上から当ててあげると麻痺効果が増強します。 しかしながら、これらの方法は一時しのぎなので痛みが収まったら歯科医院に連絡しましょう。

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虫歯になる原因

歯磨きをきちんとしても虫歯になる。 毎回歯医者に行くと虫歯を指摘される。。。 そんなことはないですか? 今日はこの疑問について説明をしたいと思います。 そもそも虫歯になりやすい人っているの? と思うかもしれませんが「います」 そもそも虫歯とはなんなんでしょうか? 虫歯って何? 虫歯は、表面の脱灰と再石灰化の交互のサイクル、 および食事と唾液の流れに関連する他の危険因子を含む疾患。 うーんよくわからないですね、図に書いて説明しましょう 詳しく説明すればきりはないのですが ざっくり言えばこんなところです。 しかし磨いていても虫歯になるこれはいったいなぜでしょうか? 主な原因は「磨いてるつもり」これが一番多いです。 解決方法として一番簡単なのは染め出しです。 しかし、毎日染め出しするわけにもいきません。(やっているひともいますが) 多少精度は落ちますが、タブレットタイプもあります。 錠剤はバリバリ噛めば勝手に染まる優れものです。 ただし個人的な経験としては、結構染まらないこともあります。 べったり歯垢がついている患者さんに使っても 染まらないことがあるのであんまり信用できない気もする。。。 そうなると別の方法ということになります。 いくつかの案がありますのでご紹介します。 ①時間と回数で管理する 2分以上 1日2回 磨く 歯間ブラシやフロスは 1日1回入れる はい、時間と回数で管理します。 実験によれば1日2回以上磨く人と3回以上磨く人の磨き残しには あまり差がないことがわかっています。 またほとんどの人は2分未満しか歯を磨かず その場合ついている歯垢の40%程度しか磨けないことがわかっています。 同じところを2分間磨いても意味はないので 全体に満遍なく、鏡を見ながら磨きましょう。 2分でも結構長く感じるはずです。 歯間ブラシやフロスは①日①回忘れずに ②フッ素入り歯磨きを使う これは今更言われても という感じですよね。 日本で使われているものは1000ppm付近ですが というか日本ではこの濃度でないと売れないです。 海外だと5000ppmなんて代物もあります。 歯の抵抗性(再石灰化)のパワーをあげます。 このフッ素入歯磨き粉がくせものです。 いっぱいつけて磨くのがいいと思う人がいるんですが。 歯磨き粉をいっぱいつけて磨くと「磨いた気」になってしまう人が多いです。 これは歯磨き粉の中にある発泡剤などが原因で 人間は「スーッと」とすると磨いた気になっちゃうんですね。 いっぱい歯垢がついているのにフッ素を塗ることに…

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妊娠と歯周病の関連

妊娠性歯周炎の歴史と概要 妊娠性歯周炎は歴史的には長年よく知られている疾患です。早いものでは1778年にはその存在が報告されていました。 報告されていたにも関わらず、研究は最近になってはじまり 全身の健康と関係があることがわかったのは最近になってからです。 また低出産体重児(PLBW)との関係が確認されています。 妊娠性歯周炎は一般的に妊婦の30~100%に発生すると言われており 特徴的な症状としては歯肉が赤くなったり、ぶよぶよしたり、出血したりするのが特徴です。 また前歯の歯肉が腫れることについては、 口呼吸(口だけで呼吸すること)によって腫れが増悪することがわかっています。 鼻炎の症状があると、鼻で息ができずに口だけで呼吸するようになるようです。 また腫れるのは歯肉だけでなく、舌や唇 ほっぺたや上顎の裏がはれることもあります。     出血が増えるのはいつ? 歯磨きをして歯垢を落としても、歯肉から出血することがあります。 これは妊娠後期に起こりやすいといわれており、 歯磨きをしていても磨き残しに関係なく歯肉から出血することがあります。 ほとんどは分娩後に自然に消退する傾向があります。 妊娠中の女性は歯周病にかかりやすい 妊娠中のお母さんの身体の中には赤ちゃんがいますが、 通常 人の体は「異物」を外においだす働きがあります。 お母さんと赤ちゃんは遺伝子的にはかなり近しい存在ではありますが。 やはり微妙に違います。 そのため妊娠中のお母さんの免疫は意図的に抑えられています。 具体的には細胞性免疫の低下、好中球走化性の減少などで。 細菌の攻撃を受けやすくなるということです。 最初の研究では歯周病が 早産(妊娠37週未満)低出生体重児(2500g)の 危険因子であることがいわれていました。 低出生体重児でもリスクの高いものと低いものがあり 歯周病の妊婦さんは低出生体重児でも リスクの高い状態になるやすいと言われています。     歯周炎と妊娠リスクへのメカニズム 今では細菌の毒素が妊婦の免疫に働きかけ 分娩に関与している化学物質(PGE2やTNF-α)の量に働きかけて 早産になる可能性がいわれています。 他には細菌そのものが血管から赤ちゃんに届くことで 赤ちゃんに炎症反応がおこることも確認されています。また妊娠中の女性ホルモン料の増加との関係なども研究されています。 子癇前症のリスク 最近の研究では子癇前症のリスクが言われています。 歯肉に炎症が起こることにより、C反応タンパク質のレベルが高くなり 子癇前症になることが言われています。     予防法 前提として、妊娠中にできる処置は限られています。 安定期が安全と言われていますが、リスクがゼロというわけではありません。 そのため妊娠予定がある女性は、妊娠前に歯周病検査をすることをおすすめしています。…

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知覚過敏を自力で治す(治らない場合もある)

知覚過敏とは、冷たい水が口に入ると歯がキーンとなることです。 正確な名前は象牙質知覚過敏症といい、20〜40歳ごろの人たちに頻発します。 歯の部位では犬歯や小臼歯に頻発しやすく、しみるような痛みが特徴的です。 歯肉退縮(歯茎が下がること)で象牙質が露出し、熱や歯ブラシが触れたりした場合に 痛みがおきやすいと言われています。 痛みの程度は軽度から重度までさまざまで、ひどい人になると食事ができない方もいます。 メカニズム なんで歯がしみるのか、(本当は「動水力学説」という理論を説明する必要があるのですが。) 簡単に説明すると歯は白い部分と黄色い部分に分かれており、 黄色い部分が何らかの原因で露出すると歯がしみることがあります。 歯茎が下がっている部分がちょっと黄色いのが分かるでしょうか、これが「象牙質」になります。 象牙質には目に見えない穴がいっぱいあいており、それが神経とつながっているので この部分に水が当たるとしみるわけです。 他にも歯にヒビが入ったり、歯が割れたりした場合にもしみることがあると言われています。 治療法 まず最初に生活習慣を見直してみましょう。 普段、象牙質に空いている穴はカルシムを主体とした石灰化物でふさがれています。 これは酸でとける性質をもつため、普段からお酢を大量に使う食事をする人は要注意です。 2週間ほどやめてみると症状がピタッとやむひとがいます。 歯ブラシはどうでしょうか?横磨きがガシガシ磨く人は 自分の歯を削っている可能性があります。 歯を削ると神経が外界と近くなるので歯がしみます。 知覚過敏防止歯磨き粉で優しく磨いてみましょう。 硝酸カリウム、塩化カリウム、クエン酸カリウム)、ストロンチウム塩または酢酸ストロンチウム入ったものは 神経を鈍らせる効果があります。 カリウムイオンは象牙細管に沿って拡散し、神経作用を遮断し、過敏症に伴う痛みを鈍らせます。 しかし歯磨き粉は最低でも2週間使用しなければ効果はでない可能性があります。 根気よく続けましょう。 フッ化物配合歯磨剤は穴を塞ぐ効果があり、さまざまな形のフッ化物は、自宅での感度の緩和に効果的です。 フッ化ナトリウム、フッ化第一スズ、およびモノフルオロリン酸ナトリウムが入っているものを選びましょう。 それでも治らない場合、、、 歯科医院での積極的な治療を行う必要があります。 侵襲性の低い治療法が効果的でない場合は、接着、移植、レーザー治療により、象牙質知覚過敏症を緩和できる可能性があります。 1つめはコンポジットレジン修復といってプラスチックで埋めてしまう方法。 しかしながらあまり予後がよろしくないのでやりたくない方法でもあります。 2つめは歯肉の移植です。下がった歯肉を元の位置まで戻すことで象牙質は歯肉に覆われ しみなくなります。 歯がしみるだけなのに手術するの!?と驚かれる方もいますが、行います。 そしてこの方法は結果的に満足度が高い気がします。 3つめは Nd:YAGレーザーを使用すると象牙質に熱エネルギーが吸収され、象牙細管の閉塞や狭窄が発生する可能性があります。神経をレーザーで焼くことで神経を鈍麻させる方法です。 他にも高濃度フッ化物(フッ素バニッシュ)の応用や、フッ素先口などの方法がありますが、 患者さん個人に合わせて処方していく必要があります。

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歯肉縁下う蝕をクラウンレングスニングで治療

硬いものを噛んだら「ガキッ」と音がして そこから歯が痛くてしょうがない、、、という患者さん。 紹介で来院された患者さんです。 歯が割れた可能性があるが、残せる可能性があるならということで来院されました。 一見では分かりづらいですが、CTを撮影すると、、、 歯の根がクサビのように割れて、中の神経が口の中と交通しています。 こうなると神経むき出しで食事をすることになるので 痛くて痛くてたまらないとなるわけです。 この場合「歯肉縁下の歯質欠損」といって、非常に治療がしにくい場所となっています。 そのため、割れた場所を歯肉の上に引き上げる必要があります。 そのままCRなどのプラスチックを詰める先生もいらっしゃいますが (最近では歯肉の下にも詰められるプラスチックが登場しています) この場合は欠損部分が大きく、かつ深い場所にあるため、外科処置or矯正による引き上げが必要になります。 まとめると ①神経の処置をおこなう ②歯肉の処置をおこなう ③冠をしっかりかぶせる この③点がポイントになります。 今回は短期間で治療が終わる+奥歯なので長持ち優先ということで 根管治療+クラウンレングスニング+ゴールドクラウンでの治療となりました。 ① まずは最初に根管治療(神経の治療)をおこないます。 神経を除去して、MTAセメントで充填します。 今回は歯肉縁下に欠損があるため1回法でおこないました。 (1週間まつと、その間に再感染がおこる可能性があるため) 今回は短期間で治療が終わる+奥歯なので長持ち優先ということで 根管治療+クラウンレングスニング+ゴールドクラウンでの治療となりました。 まずは最初に根管治療(神経の治療)をおこないます。 神経を除去して、MTAセメントを充填します。 今回は歯肉縁下に欠損があるため1回法でおこないました。 (1週間まつと、その間に再感染がおこる可能性があるため) この時点で痛みは取れます(神経が痛かったため) このまま冠を被せると、再度感染をおこす可能性が高く もしそうなった場合は抜歯する可能性が高くなります。 そのため歯肉の位置を下げることにより しっかりとした冠を被せることが可能になります。 ②クラウンレングスニング 歯周外科処置を行い、しっかりと歯肉を下げる必要があります。 奥歯の裏側なので見た目はまったく問題ないです。 その部分だけ歯肉を除去しても、すぐに歯肉が戻ってきてしまうので 歯肉弁をしっかりあけて中の骨を1mmほど削ります 1週間後の抜糸後、しっかりと歯肉が回復したことを確認したら ③きちんとした補綴物をかぶせる 1度割れていることを考えると もう一度おなじ部分で割れる可能性が高いですね。 なので被せものはしっかりと 割れたところの下まで被せる必要があります。 当院では、自費治療の場合 それ専用の技工士さんに作製をお願いしています。 経験が豊富で技術力があるため、長持ちする補綴物を入れることができます。(そのため技工料も高めです) また仮付をおこない、かみ合わせの様子を見て問題がないと確認してから…

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