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歯肉縁下う蝕をクラウンレングスニングで治療

硬いものを噛んだら「ガキッ」と音がして

そこから歯が痛くてしょうがない、、、という患者さん。

紹介で来院された患者さんです。

歯が割れた可能性があるが、残せる可能性があるならということで来院されました。

一見では分かりづらいですが、CTを撮影すると、、、

歯の根がクサビのように割れて、中の神経が口の中と交通しています。

こうなると神経むき出しで食事をすることになるので

痛くて痛くてたまらないとなるわけです。

スクリーンショット 2020-04-30 15.34.27

この場合「歯肉縁下の歯質欠損」といって、非常に治療がしにくい場所となっています。

そのため、割れた場所を歯肉の上に引き上げる必要があります。

そのままCRなどのプラスチックを詰める先生もいらっしゃいますが

(最近では歯肉の下にも詰められるプラスチックが登場しています)

この場合は欠損部分が大きく、かつ深い場所にあるため、外科処置or矯正による引き上げが必要になります。

まとめると

①神経の処置をおこなう

②歯肉の処置をおこなう

③冠をしっかりかぶせる

この③点がポイントになります。

今回は短期間で治療が終わる+奥歯なので長持ち優先ということで

根管治療+クラウンレングスニング+ゴールドクラウンでの治療となりました。

まずは最初に根管治療(神経の治療)をおこないます。

神経を除去して、MTAセメントで充填します。

今回は歯肉縁下に欠損があるため1回法でおこないました。

(1週間まつと、その間に再感染がおこる可能性があるため)

今回は短期間で治療が終わる+奥歯なので長持ち優先ということで

根管治療+クラウンレングスニング+ゴールドクラウンでの治療となりました。

まずは最初に根管治療(神経の治療)をおこないます。

神経を除去して、MTAセメントを充填します。

今回は歯肉縁下に欠損があるため1回法でおこないました。

(1週間まつと、その間に再感染がおこる可能性があるため)

この時点で痛みは取れます(神経が痛かったため)

このまま冠を被せると、再度感染をおこす可能性が高く

もしそうなった場合は抜歯する可能性が高くなります。

そのため歯肉の位置を下げることにより

しっかりとした冠を被せることが可能になります。

②クラウンレングスニング

歯周外科処置を行い、しっかりと歯肉を下げる必要があります。

奥歯の裏側なので見た目はまったく問題ないです。

その部分だけ歯肉を除去しても、すぐに歯肉が戻ってきてしまうので

歯肉弁をしっかりあけて中の骨を1mmほど削りますスクリーンショット 2020-04-30 15.34.32

1週間後の抜糸後、しっかりと歯肉が回復したことを確認したら

③きちんとした補綴物をかぶせる

1度割れていることを考えると

もう一度おなじ部分で割れる可能性が高いですね。

なので被せものはしっかりと

割れたところの下まで被せる必要があります。

当院では、自費治療の場合 それ専用の技工士さんに作製をお願いしています。

経験が豊富で技術力があるため、長持ちする補綴物を入れることができます。(そのため技工料も高めです)

また仮付をおこない、かみ合わせの様子を見て問題がないと確認してから

本付け(合着)を行います。

患者さんは また問題なく噛めることができると喜んでいました。

痛みを取り除くことも大事ですが、それ以上に長持ちする治療を行うことが大事です。

効果

フェルールの獲得

歯髄の可及的炎症除去

副作用

出血、術後の腫れ、疼痛などが

おこることがあります。

※症例の公表について患者さんの同意許可を頂いていおります。

©2020/4/30 Taishi Hirose

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